藤井棋王「照れくさいけど光栄」最年少六冠達成から一夜明け笑顔 名人戦は4月開始

 将棋の最年少六冠となった藤井聡太棋王(竜王・王位・叡王・王将・棋聖との六冠=20)が20日、栃木県日光市で一夜明け会見を行った。前日21日に行われた第48期棋王戦第4局で渡辺明名人(38)に勝利し、棋王を奪取。羽生善治九段(52)以来史上2人目の六冠を達成した。

 偉業達成の重圧から解放されたのか、前夜からは少し緩んだ表情で登壇。色紙には「六冠」と揮毫(きごう)し、「結果を出すことができたうれしさを改めて実感するところもあった」と笑顔。色紙を掲げ、「少し照れくさいところもあったけど、六冠は光栄なこと。立場に見合う将棋が指せるよう、努めていきたい」と決意を新たにした。

 改めて「しばらく防衛戦が続く中で挑戦の機会を得て、その中で獲得できたのはうれしい」としみじみ。今期を振り返り、「長考して適切に判断できなかった場面が多かった。局面を俯瞰(ふかん)的に捉えて判断する力が足りなかったと感じたので、名人戦でも意識を持ってやっていければと思います」と4月5、6日開幕の名人戦に視線を向けた。

 過密日程の中でも、“乗り鉄”らしく東武鉄道の「特急スペーシア」やJR東日本の「特急しらゆき」など、大好きな鉄道移動で心を躍らせてきた。「普段行けないような所に行くことができるので、楽しみの一つです」と大事な息抜き方法だという。将棋以外でしたいことを問われても「鉄道に乗る機会を少しずつ増やしていければなと思います」と、変わらぬ愛を見せた。

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