KAN メッケル憩室がん公表「いいことだけイメージして治療最優先」演奏活動は当面休止

 「愛は勝つ」などのヒット曲で知られるシンガー・ソングライターのKAN(60)が18日、自身の公式サイトを更新。「メッケル憩室がん」を患っていることを公表した。昨年秋、数週間にわたる腹痛を訴えたことを機に検査を重ねた上で診断されたことを明らかに。今後は治療を最優先としていく方針で、4月に予定していたツアーは中止に。演奏活動も当面の間、休止するという。

 KANはサイトに「洒落(しゃれ)にならないご報告」と題し、長文のメッセージを掲載。「『がん』が見つかりました」とつづり、「昨年秋に発症した腹痛が数週間継続したので病院に行き、検査を繰り返すうちにだんだん深刻な雰囲気になり、大きな病院に移って、更に多様な検査の後、組織摘出手術を行い、病理検査の結果、『メッケル憩室癌』と診断されました」と経緯を説明した。

 またこの日、事前収録されたレギュラー出演中のFM COCOLO「KANと要のWabi-Sabiナイト」(土曜、後6・00)でも、「とても深刻な病気が見つかりまして」と自らの口で報告。「おなかが痛くなって、それがずっと何週間も続いて…」と昨秋の病状を振り返り、複数の病院での検査を経て、腹腔鏡手術によってがんが発見されたことを明かした。

 昨秋から続いたツアーが7日に最終公演を迎えたこともあり、今後は治療を最優先する。現在抱えているレギュラー番組の「KANと要の-」とSTVラジオ「KANのロックボンソワ」(土曜、深夜0・00)は継続して出演していくとしたが、4月に予定していたツアーを中止。演奏活動は当面、休止する。

 それでもKANは、つとめて明るく前向きに語りかけた。「いいことだけをイメージして治療最優先の生活に入ります。病は気から?それ、ものすごく大事らしい。そういうのが力になりそう。頑張ります」とキッパリ。自らに言い聞かせるように「大丈夫という意味を込めて」と、自身のヒット曲「だいじょうぶ I’M ALL RIGHT」を流した。

 ◆KAN 本名・木村和(きむら・かん)。1962年9月24日生まれ、福岡県福岡市出身。87年4月にシングル「テレビの中に」および同名アルバムでデビュー。88年に公開された大林宣彦監督の映画「日本殉情伝 おかしなふたり ものくるほしきひとびとの群」の音楽を担当。90年発売のシングル「愛は勝つ」が91年に大ヒット。売上は200万枚を突破し、同年の日本レコード大賞を受賞。

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