藤井竜王 いざ史上最年少六冠 前局の大逆転負けから仕切り直し あと1勝!渡辺棋王と激突

 藤井聡太竜王(20=王位、叡王、王将、棋聖との五冠)が渡辺明棋王(38=名人との二冠)に挑戦する将棋の第48期棋王戦五番勝負第4局が19日、栃木県日光市「日光きぬ川スパホテル三日月」で指される。藤井竜王は18日、同地で行われた前日検分に参加。あと1勝に迫った最年少六冠へ向けての意気込みを、改めて語った。

 2連勝で奪取に王手を掛けながら、5日に指された第3局では手痛い敗戦を喫した藤井竜王。それでも11、12日に指された王将戦第6局で羽生善治九段(52)を破って防衛に成功して勢いを取り戻したのか、この日はリフレッシュした様子で検分に臨んだ。

 今局に勝てば、羽生九段の最年少記録「24歳2カ月」を28年ぶりに更新し、「20歳7カ月」の最年少六冠が誕生する。前局は13手詰めを逃し、よもやの大逆転負け。“仕切り直し”の対局に向け「大きな一局かとは思っているけど、意識しすぎないように、盤上に集中する気持ちで臨めたらと思っています」と淡々と話した。

 しばらく週2局ペースの過密日程が続いていたが、今局には王将戦第6局以来、中6日で臨む。「少し休んだあとに、準備をしてきた感じ」と、散髪もしたとみられさっぱりした様子。初めて来たという鬼怒川温泉については、「ここまで(東武鉄道の)『特急スペーシア』に乗ってきて、車両や車窓の景色も楽しめましたし、温泉も楽しみにしたい」と満足そうに話した。

 直近は重要対局ばかりだった。棋王戦、王将戦に加え、8日にはA級順位戦プレーオフで広瀬章人八段(36)に勝利し、名人戦の挑戦権を獲得した。4月からは最年少名人&最年少七冠に向けて名人戦七番勝負で渡辺名人に挑み、叡王戦5番勝負では菅井竜也八段(30)を迎え撃つ。前人未到の八冠独占ロードに向け、まずは6つ目の冠をしっかりと取りに行く。

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