カナダが領空飛行物体を撃墜 「小さな円筒のような物体」残骸回収し分析へ
カナダのトルドー首相は11日、北部領空を正体不明の飛行物体が侵犯し、米国とカナダの防衛組織、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の戦闘機が撃墜したとツイッターで明らかにした。カナダのアナンド国防相は会見し「小さな円筒のような物体」が、高度約1万2千メートル上空を飛行、民間機への危険があったため撃墜したと説明した。カナダ軍は残骸を回収し、分析を進める方針。
10日に米アラスカ州上空を飛行していた物体を米軍戦闘機が撃ち落としたばかり。北米上空で気球などの物体が撃墜されたのは今月、3件目となる。ライダー米国防総省報道官によると、NORADは10日夕、今回撃墜した新たな飛行物体を発見、アラスカ州エルメンドーフ空軍基地から戦闘機が発進し、監視していた。