立岩陽一郎氏、岸田総理のリスキリング発言「私も批判できない。子育てしてない」
ジャーナリストの立岩陽一郎氏が31日、フジテレビ系「めざまし8」で、岸田文雄総理の「育休中の学び直し」(リスキリング)についての発言が波紋を呼んでいることに「私も岸田さんを批判できない。子育てをしていないから」と反省した。
番組では岸田総理が発言したリスキリングについて特集。育児休業中のリスキリング支援を表明するも、野党は子育ての大変さを理由に、学び直しは無理などと批判。岸田総理は30日の衆院予算委員会でリスキリング支援は本人が希望することが前提とし「ライフステージのあらゆる場面で」と、育休中だけではないと釈明している。
これにMCの谷原章介は「リスキリングは、人生を前向きに、キャリアにプラスになる方向で考えるべきであって、育児出産してキャリアが途絶えるから補完するためのものではないと思うが」との考えを述べ、立岩氏に意見を求めた。
立岩氏は「仰るとおり、(リスキリングは)いつでもいい」と谷原に同意。「岸田さんが最後に言った『どのステージでも』っていうのを最初から言えば良かった」と述べた。
ただ「私も岸田さんを批判できないのは、子育てをしてない。多分岸田さんもしてないですよ」と、自分を振り返り、岸田総理を批判できないとコメント。「(子育てを)してないのに、したかのように3人の子供育てて苦労してますって言ったら、そりゃ女性は怒りますよ。うちの奥さんに言ったら怒りますよ。子育てで何があったと言っても、全然知らない」と、自身も仕事最優先で、育児は妻に全て任せていたと反省。「それを踏まえないと、言葉の言い換えで子育て支援してますって言ったら、怒る人、いるでしょうね」と語っていた。