月亭方正 TKO木本に「商売人の顔」と厳しくも「いいチャンス」と再出発にエール
「第三回 大阪落語祭」の初日が27日、大阪・なんばグランド花月で行われた。
トップバッターで登場した月亭方正が、演目「十徳」の枕で、昨年7月に高額投資トラブルが発覚し、活動休止していたTKOの木本武宏が行った23日の会見に触れた。
「みなさん、見ました? 僕はちょっとだけ見ました」と客席に向かって切り出し「正直、商売人の顔で、芸人の顔じゃなかった」と述べ、「僕も“しょう”売人ですけど、笑いを売る“笑”売人です」とオチをつけると、場内はどっと沸いた。
また、「TKOの木本(の話題)で楽屋でも持ちきりでした。みんな“あいつは悪いやつじゃないけど”と前置きがあるんですけど、前置きをしないといけないのは悪いやつでしょ?」と、きついジョークをかましながらも「この機会がいいチャンスだと思う」と再出発にエールを送った。
「落語祭」は2月14日まで大阪府内の定席寄席やホールで実施されるイベント。上方落語協会、米朝事務所、松竹芸能、吉本興業に所属する約140人の上方落語家が参加して10カ所で36公演が予定されている。