西山茉希 赤裸々初エッセイ21日発売 恋愛観&17年の事務所との騒動語った

 モデルでタレントの西山茉希(37)が、21日発売の初エッセイ「だいじょうぶじゃなくてもだいじょうぶ」(大和書房)で“ありのままの自分”をさらけ出している。芸能生活19年で離婚や事務所トラブルなど幾度の困難を乗り越え、シングルマザーとして奮闘する現在までを赤裸々に明かした1冊。どんな経験も無駄にはならない「ご縁」と捉え、仕事も子育ても恋愛も全力で育む西山に話を聞いた。

 本屋の孫として生まれ、小学生の頃から日記を記すことが日課。文章を書くことが趣味で、インスタグラムの文章が独特な言い回しだと編集者の目に留まり、1年前からエッセイの企画が始動した。携帯電話に文を書き留め、1冊にまとまった本書では、離婚や事務所トラブルなど今まで語らなかった“過去”に自ら斬り込んだ。

 「この仕事を始めて19年。デビュー当時の自分は無邪気に善しあしを考えず、突発的に吐き出すキャラだったけど、経験を重ねるごとに出すべき物を考えてしまう脳になった。ウソのないありのままの自分を届けて、何かを感じてもらいたい。ご縁が重なって、本を出すことに決めた」

 2017年に起きた前事務所との給料未払いを巡る騒動が、芸能生活19年で「一番つらかった」という。これに触れた訳を「当時は(多くは語らない)表現をしたけど、本家の『西山茉希』と表の『西山茉希』にズレを感じた。私はいつでも『西山茉希』も一つでありたい。嫌われるならありのままで嫌われたい」と説明した。

 本書では恋愛観も披露。9歳と6歳の娘のシングルマザーとして奮闘するが、「子供がいるから母親だから、もう一人でいいというタイプにはなれなくて、いろんな花を咲かせたがっていいと思う。パートナーがいて幸せという種を見つけたら育てたいし、咲かせたい。その種は子供たちと見つけたものだから」と素直に生きる。

 5日放送の日本テレビ系「ダウンタウンDXDX芸能界2023最強運ランキング!」で、熱愛報道があったキックボクサーの皇治(33)との「相性が良い」と占いで診断された。この結果を2人で「相性良かったな~」「ね~」と語り合ったと明かし、「占いは恋愛面で良いと言われたことがなかったので、良かった」と笑った。

 皇治との再婚の可能性を直撃すると「シングルマザーになってから、誰かとこういう向きあい方をするのは初めて。子供もいて、バツがついていて、前の旦那さんも同じ業界にいる中、隣に来てくれる人がいるだけでも感謝。起きることはなるべくしてなるものなので、最後まで花が咲けば良いですよね」。運命に身をゆだね、じっくりと愛を育んでいく。

 ◆西山茉希(にしやま・まき)1985年11月16日生まれ、新潟県出身。04年、スカウトでデビュー。05年、女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルに。07年、映画「ハミングライフ」で初主演。13年6月、俳優の早乙女太一と結婚。同10月に第1子女児、16年4月に第2子女児を出産。19年6月、早乙女と離婚。17年に前事務所と給料未払いを巡るトラブル勃発。現在は2人の娘を育てながら、タレントとして活動している。

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