追悼の灯り各地で点灯 阪神・淡路大震災から17日で28年 浮かぶ「むすぶ」の文字

 6434人が亡くなった1995年の阪神・淡路大震災は17日で発生から28年となった。兵庫県内各地では16日、追悼行事の準備が進められ、灯籠やろうそくを前に、犠牲者に黙とうをささげた。

 17日に「1・17のつどい」が開かれる神戸市の公園「東遊園地」では16日午後、ボランティアらが竹や紙の灯籠で文字を形作る作業を進めた。午後5時過ぎ、園内にあるガス灯「1・17希望の灯(あか)り」の火を灯籠に移すと、夕闇の中、公募で選ばれた「むすぶ」の文字が浮かび上がった。発生12時間前となる午後5時46分、集まった人が黙とうをささげた。

 阪神・淡路大震災は95年1月17日午前5時46分に発生。兵庫県淡路島北部が震源でマグニチュード7・3を記録し、死者6434人、行方不明者3人、重傷者約1万人に上った。

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