ＡＫＢグループ、坂道グループのプロデューサーで作詞家の秋元康氏が１２日放送のフジテレビ「トークイーンズ」に出演。指原莉乃が駆け出し時代に行っていたセルフプロデュースを語った。

　秋元氏は番組で、若槻千夏と対談。指原のオーディション時の印象について「全然ない。全然ノーマーク」とまったく印象に残っていなかったと明かした。この言葉にスタジオで見ていた指原も「えっ！原石！」とビックリ顔を見せた。

　続けて「あの子のセルフプロデュースが。それも一つの芸能人としての大切な運の力と思うんだけど」と評価した点を挙げた。

　「リハーサルとか、食事に行くときとか、アイツは必ずジャージを着ていた。しかも本当にオシャレじゃない田舎の修学旅行生みたいなジャージだった。あるときブログが始まって、指原が『きょう家に帰るときに道を歩いていたらネギが丸々落ちてたんですよ』と。それだけなんだけどネギが落ちてただけをブログに書くヤツ面白いなと思って、ジャージとブログが繋がって、だんだん指原が面白くなっていった」

　この秋元氏のセルフプロデュース論に、指原は注釈。「なんで私が当時、ジャージをめっちゃ着ていたかというと、当時のＷ杯で（大分県）中津江村にカメルーン代表が来たんですよ。大分県でめっちゃ流行って、それが私のめっちゃイケてる服だったんです。おしゃれとしてカメルーン代表のジャージを着ていたんです」と主張した。

　その話を聞いて、秋元氏は「全然知らなかった。なんか可哀想だなと思った」というが、その誤解も含めて芸能人に必要な運だったのだろう。