NMB48・安部若菜に聞いたアイドル像の理想と現実 恋愛テーマに小説家デビューで注目

 NMB48・安部若菜(21)の小説デビュー作「アイドル失格」(KADOKAWA)が異彩を放っている。現役アイドルが描く「アイドルとオタクの恋愛」という挑戦的な設定とストーリー展開が話題を呼び、先月18日の発売から2週間足らずで重版が決定。鮮烈な小説家デビューを飾った安部に、小説に込めた思いや、アイドル像の理想と現実を聞いた。

 「アイドル失格」はアイドルに恋愛感情を抱く「ガチ恋オタク」と、メジャーデビューを目指す「地下アイドル」の恋愛と成長を描いた長編小説。安部は「この小説を出して大丈夫かなって。発売日以降めちゃくちゃたたかれるんじゃないかってずっと不安だった」と明かすほど、真っ向からアイドルにつきまとう「恋愛」というテーマに向き合った。

 「自分自身、思うところがあってもなかなか発言できないテーマですが、この本の中では一つの答えを出している。『アイドルは恋愛禁止』に対する価値観を考えるきっかけになれば面白い」と期待を込めた。

 NMB加入は2018年。小説の他にも、19年に上方落語の定席「天満天神繁昌亭」で高座に上がるなど、自身の興味や関心を仕事につなげ、マルチに才能を発揮している。

 「人がやってない分野をやることで見てもらえる部分はあると思うので、そこは意識している」と語る一方で「ただ、それが逆に苦しいなと思う時もあります」と意外な心情を打ち明けた。

 加入当初はなかなか人気を得られず、「アイドルになったのにやりたいことで悩んだりっていうことを経験してきた」と、一時は引退すらも頭をよぎったという。

 歌って踊るアイドルの“理想”を追い求め、アイドルにはなれた。しかし、そこで歌って踊るだけで成立するアイドルはほんの一握りだという“現実”を知った。「本当は王道アイドルになりたかったけど、理想と現実の間で自分の道を探した時に、こうやって道が開けてきたので」と、現在の手応えと少しの葛藤を明かした。

 挫折を知り、たくましく頭角を現した安部は「いつになったら(小説を)たたく人が現れるんだろうってドキドキワクワクしています」と笑顔。「『(たたかれたら)ファンじゃない人にも届いた!』って、それはそれでうれしいので『いつでも来い!』って気持ちです」と胸を張った。

 ◆安部若菜(あべ・わかな)2001年7月18日生まれ、大阪府出身。チームM副キャプテン。ニックネームは「わかぽん」。18年、研究生としてデビュー。20年、正規メンバー昇格。シングル表題曲に初選抜入り。小説の他にも落語、投資と活動の幅を広げ、“100通りの楽しみ方ができるアイドル”として活躍中。趣味はゲーム、アニメ鑑賞。特技は円盤投げ。身長159センチ。血液型O。

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