「鎌倉殿」最後は「きょうだいのシーン」と三谷幸喜氏予告 息子が8歳に、義時と泰時に重ねた思い

 脚本家・三谷幸喜氏(61)が17日、NHK総合で放送された「三谷幸喜の言葉 『鎌倉殿の13人』の作り方」に出演。18日に最終回を迎える「鎌倉殿の13人」について、「結局、これは家族の物語」と語り、1ラストシーンについては「きょうだいのシーン」となることを明かした。

 番組では、執筆中の三谷氏とスタッフとの間で交わされたメールを紹介。そこには「義時の存在を考えた時に、全体像が見えました。妻に死なれ、息子一人を残された時、義時は愛するこの子のために北条家の世を作ろう決意したのではないでしょうか。その泰時に反発される哀しみ。でも自分と違う道を歩むと決意した泰時の言葉に、むしろ未来への希望を感じ、義時は死んでいく。義時、泰時の親子の物語のような気がします。」とあった。

 三谷氏は、自身が10歳の時に父親を亡くし、これまで父と子の物語を書いてこなかったと告白。「自分の人生で自分に子供ができるなんて考えもしなかった」が14年6月に再婚相手との間に息子(8)が生まれたことで、変化が生まれたことを明かした。その変化が16年の大河ドラマ「真田丸」につながったという。

 今回、実際に書き始めてみると、「北条家の物語なんだ」と強く感じたといい、「結局北条家の話なんだ。最初が北条家で始まって、最後も北条家で終わる」と明言。「最終回の最後のシーンもやっぱりきょうだいのシーンですよね。そこにやっぱり完結する。結局これは家族の物語なんだなっていうのを、ぼくも書きながら見つけていった、っていう感じがすごくしますね」と締めくくり、最後はスタッフと何やら言葉を交わしながら、笑みを浮かべていた。

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