てぃ先生、富山でも園児虐待発覚し「やっぱりだよな」保育園経営の構造的問題指摘
保育士で育児アドバイザーのてぃ先生が12日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、保育園で発生した虐待事件について「やっぱりだよな」とコメントした。
静岡・裾野市の園児虐待事件に続いて、富山・富山市の本郷町保育園でも1~2歳の園児を逆さづりにするなどの虐待が発覚した。同園では昨年12月にも不適切な保育が指摘され、富山市が園長に聞き取りを行ったが、虐待の事実は確認できていなかった。園内には監視カメラも設置されていたが、園長らが日常的に動画を確認するようなことはしていなかったという。
リモート出演したてぃ先生は「裾野市の時点で『氷山の一角』っていう風に表現させていただいてるんですけど、やっぱりだよなっていう感じがします、正直」とコメントした。「世間のみなさまとか保護者の方々を不安にさせるわけではないんですが、本当にこれはごくごく一部の話であって、どこの保育園でもこういう状況がある可能性は高いと思います」とひとごとではないと説明した。
監視カメラがあったにもかかわらず、虐待が行われたことには「それを見る人間とか、後で確認するっていうルーティンがなければ設置の意味がない」と指摘。「保育士さんたちの人手不足も深刻なんですけど、園長先生たちの人材不足も大変なことになっているんです」と経営構造にも問題点があるとした。人手不足で、園長本人が保育士として働くことが「ざらにある」ため、「園全体を管理する人間がいない」と保育士だけの問題ではないとした。
