加山雄三 最高齢85歳紅白出場「ギネスブックになるんじゃないの。信じられない」9日のラストライブを前に船上会見

 歌手・加山雄三(85)が8日、ラストコンサート「若大将クルーズTHE FINAL~俺は海から生まれた男~Cruise」を9日に控えての出航前に、会場の豪華客船「飛鳥2」の船内で会見した。大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(総合、後7・20)に特別企画で出場することも、この日決定。85歳での紅白出場は史上最高齢となる。

 NHKから1カ月前にオファーがあったことを明かし、「最後に語れると思って、お引き受けした。みんなが喜んでくれるなら最高。いい気分」と喜色満面。「85なんて年齢になって人前で歌を歌える、世界にどこにもいない。世界最高齢ですよ。ギネスブックにもなるんじゃないのというくらい、信じられない」と最高齢出場に胸を張った。歌唱曲は未定というが、人前でのパフォーマンスは紅白が最後になる。

 名誉船長を務める飛鳥でのライブは、2000年の初公演から数えて17回目で、最高位を示す4本線の入った制服姿で登場。7日と9日の2日間で4公演計1600人を動員予定で、「始まりがあれば終わりがある。ケジメだけはつけようと思って」と区切りのステージへ気合を込めた。来年以降の創作活動継続にも、「音楽は生涯の親友。作る、歌ってもらう、それがいいと思うな」と意欲的だった。

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