日本-クロアチア戦中継 フジ視聴率34・6%で23時以降は歴代最高 ABEMA異例の誘導

 サムライブルーの勇敢な戦いぶりを目に焼き付けた。サッカーW杯カタール大会決勝トーナメント1回戦で日本は、前回優勝のクロアチアにPK戦の末、敗れた。6日午前0時からの激闘に国内のサポーターたちは寝不足を忘れて熱狂。中継したフジテレビ系の平均世帯視聴率は34・6%、瞬間最高視聴率は38・3%を記録した。サポーターたちは悔しさを募らせながらも、代表への感謝と4年後への希望を口にした。(視聴率はビデオリサーチ調べ、速報値)

 史上初のベスト8をかけ、PK戦まで突入したサムライブルーの激闘を、多くの国民が見守った。

 中継したフジテレビ系での平均世帯視聴率は関東地区で34・6%、関西地区で33・1%の高い数字を記録したことがビデオリサーチの調べで分かった。瞬間最高視聴率は関東が38・3%で午前1時48、51分の2回。いずれも同点のまま迎えた後半アディショナルタイムの時間帯だった。関西が36・8%だった。

 関東地区での34・6%は、今年放送された全番組中、同じW杯のコスタリカ戦、ドイツ戦に次ぐ3位。同局によると、午後11時以降スタートの同局番組において、歴代最高の数字を樹立。サッカー中継では歴代7位となったという。歴史に刻まれる数字となったが、同局関係者は「負けてしまったので、素直に喜べません…」と複雑な胸中を口にした。

 試合は延長戦でも決着がつかずPK戦までもつれこんだが、決着の瞬間が瞬間最高とはならなかった。これは平日深夜キックオフの試合だったためで、夜が更けるにつれ就寝する人が増えていった可能性があるという。ただ、多くの国民の目をくぎ付けにする死闘だったことを数字が証明した。

 また、今大会の全64試合を無料生中継しているインターネットテレビ局「ABEMA」ではアクセスが殺到。午前0時44分から視聴制限を実施する事態となり、公式サイトには地上波に誘導する異例の通知が掲載された。運営会社は「快適な視聴環境を維持するために必要だと判断した」と説明した。

 ドイツ戦を生中継した11月23日に1日での視聴者数が開局以来初の1000万を突破し、3日のスペイン戦では1700万人超えとなるなど、日に日に関心が高まっていった。

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