NHK次期会長に元日銀理事・稲葉氏 経営委員長は「豊富な経験、見識」「聞く力」に期待

 NHK次期会長に元日銀理事の稲葉延雄氏(72)が就任することが5日、分かった。この日、経営委員会を開き、次期会長に稲葉氏を任命することを正式決定した。前田晃伸会長は1月24日に任期満了をもって退任する。

 稲葉氏は静岡県出身で、1974年に東大経済学部を卒業後、日本銀行に入行し、理事などを歴任。08年に株式会社リコー特別顧問に就任し、取締役専務執行役員、CIO(最高情報責任者)などを務めた。現職はリコー経済社会研究所参与。

 経営委の森下俊三委員長は、この日、東京・渋谷区のNHKで会見を行い、稲葉氏の登用の理由について説明。「日本銀行において長年にわたり日本経済の発展に貢献し、理事として金融システムの安定化に向けた政策決定に寄与された。豊富な経験、幅広い見識がある」、「民間企業で環境が激変する中での経営の経験があり、リーダーシップを発揮して人の意見を聞く力、組織風土を改善する力がある。前田会長の推し進めてきた改革を引き継ぐことが期待できる」などを挙げ、「公共放送・メディアのNHK会長としてリーダーシップを発揮していただける方と判断した」と語った。

 前田現会長は来年からの受信料値下げや、衛星波の削減など改革を推し進めてきたが、新会長の稲葉氏は、これらの多くの取り組みを引き継いで遂行していくことになる。

 なお、NHK会長は08年以降、6人連続で経済界からの登用が続いている。

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