「カタールＷ杯・１次リーグＥ組、日本代表２－１スペイン代表」（１日、ドーハ）

　逆転勝利で日本が“奇跡”を再現。初の２大会連続決勝トーナメント進出を決めた。

　東京・芝公園のパブリックビューイング会場では、午前４時から４２０人のファンが巨大スクリーンで試合を生観戦。前半１１分でスペインに先制を許すも、後半開始直後から堂安律と田中碧が２連続シュートを決めて一気に試合をひっくり返すと、ファンは総立ちで大歓声。勝利の瞬間は跳びはねて喜び「ニッポン、ニッポン、ニッポン～」と大合唱で日本の逆転勝利を喜んだ。

　友人９人で観戦した新宿区の会社員・石橋凪さん（２３）は「最高で～す！日本人に生まれて良かった」と大興奮。三笘薫のプレーにほれ込んだといい「もう結婚しちゃおうかなってぐらい！日本のジョーカーは三笘です」とジョークを交えて熱く“三笘愛”を語った。同じく会社員の平間恒誠さん（２２）も「最高でした！来て良かったです」と笑顔。全く寝ていないというが「この後仕事です。僕らも頑張ります。日本のために働きます」と力強く宣言し、直接職場へと向かった。

　会場には４年前にＷ杯でも話題となった、日本代表そっくり集団「ものまねブルー」も登場。伊東純也似の伊東不純也は、試合を冷静に分析し「ドイツ戦も最初１点決められて。（日本も）絶対２点決めてくれると信じてたんで」とガッツポーズを見せた。

　主催者によると、早朝の試合ながらチケットは完売。日本の勝利で会場は大いに盛り上がった。