「邪神ちゃん」富良野のために「頑張ります!」議会で決算認定
アニメ「邪神ちゃんドロップキックNEXT」の公式ツイッターが30日、北海道・富良野市のために「頑張ります!」と宣言した。
富良野市議会が同日、同作の制作委託料を含む2021年度一般会計決算を認定したというニュースを引用。「【大切】これからも、邪神ちゃんは富良野のために頑張ります!」とコメントした。
「邪神ちゃん-」については、今月15日、富良野市議会が決算審査特別委員会で2021年度一般会計決算を一度「不認定」としていた。同市がふるさと納税で制作費を集めた「邪神ちゃんドロップキック X 富良野編」について内容が争点となり、「富良野のイメージを落としかねない」などとして不適切だと判断された。
「邪神ちゃんドロップキック」は、ある日突然、人間界に召喚された悪魔「邪神ちゃん」と、召喚した女子大生・花園ゆりねの日常を描いたコメディー作品。「-富良野編」では、膨大な借金を抱える邪神ちゃんにメデューサが「内臓、売ろ」と語りかけ、“思い出作り”に富良野を楽しむ内容となっている。決算審査特別委員会では内臓のくだりが不適切と指摘された。
ただ、同作がコメディーであること、劇中で邪神ちゃんたちが富良野市内の観光地をしっかりと回っていることなどが指摘され、ネットを中心に議会の判断に対する異論が盛り上がっていた。
30日の議会では、認定と不認定が8対8の同数となり、議長裁決で認定されたという。
