宝塚 星組新人公演 天飛華音が3度目の主演「お客さまとの空間大切に」

 星組新人公演「ディミトリ」に主演した天飛華音(右)とヒロインの藍羽ひより
 星組新人公演「ディミトリ」に主演した天飛華音(右)とヒロインの藍羽ひより
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 宝塚歌劇星組「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」の新人公演が18日、宝塚大劇場で行われ、2016年入団の天飛華音(あまと・かのん)が3度目の主演を果たした。

 華やかな容姿と、確かな舞台技術で早くから注目されていた天飛はこれが最後の新人公演。2度目の主演となった「柳生忍法帖」では、直前に喉を痛め、万全ではない状況に悔し涙を流した。それだけに「3度目という意識はありました」とキッパリ。「大劇場での新公は最後ですし、お客さまとの空間を大切にしました」とラストの新人公演では笑顔を見せた。

 また新人公演の“長”として、全体を引っ張る役目も負った。「長として私一人で頑張るのではなく、ディミトリという役としても、芸名の私としても、人とのつながりを大切にしました」とさらに成長した様子を見せた。

 本役のトップスターの礼真琴からは「頑張れ」という手書きのメッセージをもらった。「それを(衣装の)早替わりの場所に置いて、それを見る度に励みになりました」と感謝した。

 またヒロインのルスダンには107期から一番乗りで、藍羽ひよりが抜擢された。初舞台からわずか2年。「お役をいただいたときは本当に不安で、焦りとかいろんな気持ちが駆け巡りました」と振り返った。涙を流しての熱演となったが、「ルスダンが愛するように、私もディミトリを思って頑張りました」と、無事舞台を終え安堵の表情を浮かべていた。

 また重要キャストのジャラルッディーン(本役・瀬央ゆりあ)は大希颯、アヴァク(本役・暁千星)は稀惺かずとと、期待の105期コンビが担った。大希は華やかさを、稀惺は美声を武器に、体当たりの芝居で舞台を盛り上げた。

 東京宝塚劇場の新人公演は2023年1月19日。

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