菊間千乃氏、不正確な「Jアラート」は「防衛力が弱いと世界に発信」と懸念

 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏が8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、日本の防衛力の弱さに言及した。

 10月4日、11月3日に北朝鮮から発射されたミサイルに対してJアラートが発令された。発令のタイミングが遅れる、当初対象地域とされていた場所に誤りがあるなどの問題点も浮き彫りになった。

 番組では情報伝達にかかる時間も提示。自衛隊が探知したミサイル発射の情報は3~4分で防衛省に伝達されるという。防衛省から内閣官房を経て消防庁に伝えられ、さらに地方自治体や携帯電話会社に届いて、ようやくJアラートが発令される。ここに6~7分かかるという。北朝鮮から日本にミサイルが到達するまで約10分となっている。

 Jアラートの整備にも携わった日本大学危機管理学部の福田充教授は、時間を短縮し、正確性を高めるには「技術革新」が重要と説明。防衛省独自のアラートシステムを開発するには時間と費用が必要とされるとした。

 菊間氏は「『遅れた』とか『誤った』っていう情報って、日本で報道されてるものが世界中にも報道されるわけで、それって日本の防衛力が弱いとか技術革新が伴っていないっていうところを世界に発表してることにもつながる」と懸念を示した。「それって『守る』ってことを考えた時に国力が弱いっていうことにもつながるので、迅速性、正確性っていうのは費用をかけて進めていただきたいですね」とコメントした。

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