中村倫也 ベートーベン演じる主演ミュージカルが開幕「自分を奮い立たせて」
俳優の中村倫也(35)が28日、東京・池袋の東京芸術劇場で29日に開幕する主演ミュージカル「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~」(同所で11月13日まで、ほか大阪公演など)の公開稽古&取材会に、共演の木下晴香(23)、福士誠治(39)らと出席した。
2018年末~19年にかけ韓国で初演されたミュージカルが日本初上陸。天才音楽家・ベートーベンの波乱に満ちた生涯を描く。青年期のベートーベンを演じる中村は「大好きな音楽に魂を注いでいる人。あそこまでの情熱は、普段ではとても表現できないエネルギーなので自分を奮い立たせています」と役作りの一端を明かした上で「誰もが知るベートーベンの残した思いに少しでも説得力を持たせることができるように」と開幕に思いを込めた。
ベートーベンにとって大切な存在として描かれる自立した女性・マリー役を演じる木下は「たたずまい、目線からものスゴく視野が広いのを感じます」と中村の座長ぶりを絶賛。「先輩として尊敬しているんですけど、そのスゴみにこっちまで悔しくなって『あそこまで行きたい!』と思わせてくれる新しい感覚がありました」と刺激を受けている様子だった。
