耳の一部切られた子猫4匹が長崎県大村市で保護 「虐待の疑いがある」と指摘
飼い主のいない猫に不妊去勢手術などを施す地域猫活動に当たる長崎県大村市の「おおむら桜ねこの会」は19日、耳の一部を切り取られた子猫4匹を市内で17日に保護したと明らかにした。診察した獣医師は「虐待の疑いがある」と指摘。保健所や県警大村署も「人が関わっている」と判断、動物愛護法違反の疑いも視野に調べる。
4匹は17日夕、会が市内に設置した捕獲箱の中で見つかった。いずれも片耳が鋭利なもので切断されたとみられ、会の山石みほ子代表が警察に通報、動物病院に運んだ。
4匹とも命に別条はなく、山石さんが保護。いずれも同じ親から生まれたとみられ、手当てをして放すか飼い主を探すか検討するという。会によると、過去にも数回、虐待されたとみられる猫が見つかっている。署は付近のパトロールを強化する方針。
