テレビ東京の１０月期改編説明会が７日、オンラインで行われ、人気ドラマ「孤独のグルメ」の最新シリーズが放送されることを発表した。節目のシーズン１０が、１０月７日からスタートする。

　松重豊演じる主人公・井之頭五郎が、仕事先で至福の１人メシを堪能する様を描いたグルメドラマ。“飯テロ”のイメージを定着させた先駆者的作品が、１０周年を迎えて、再びカムバックする。

　プロデューサーの小松幸敏氏は、長寿番組となった秘訣（ひけつ）を「変わらないこと」と説明。その上で「１０周年という節目にお祭りみたいなことができたらいいという気持ちもありつつ、変えてこなかったからよかったとも思っているので平常運転でいこうかなと思っています」と自然体を強調した。

　事前に撮影する店舗と話し合い、ドラマに登場するメニューを決めて当日を迎えるが、シーズン８から松重が「これも食べたいね」と要望し、追加メニューが生まれることも増えたという。その場で臨機応変にシーンを調整する生の空気感が飽きさせない作品作りにつながっており、小松氏は「ドキュメンタリー性は、シーズンを増すごとに増えていると思います」と舞台裏を明かした。