笑福亭生寿 上方落語若手噺家GP優勝 極めた「笑えるだけじゃない面白さ」

 上方の若手落語家が競う「第8回上方落語若手噺家グランプリ2022 決勝戦」が23日、大阪・天満天神繁昌亭で行われ、笑福亭生寿が優勝に輝いた。

 トリで登場した生寿が披露したのは、芝居噺「秋刀魚芝居」。じっくりと聞かせる演目を選んだ理由を「単純に笑えるだけじゃない面白さを見せたかった」と説明。「自分の中ではひとつもミスはなかった」と会心の熱演に胸を張った。

 7年前、第1回大会に出場した生寿は「これは来年、再来年と出続けても意味がない」と力量の差を痛感。「他の人たちとは違うやり方で修業を積んできた」と第2~6回大会は欠場し、地道に腕をみがく道を選んだ。21年の第7回から再び出場し、今大会で見事に優勝をつかみ取った。

 初タイトルとなった生寿は「江戸に比べて、上方はスターがいないと言われて久しい。でも、腕は負けていないと思う」と力強く宣言し、「お客さまの力とマスコミの方の力で、上方落語を盛り上げていきましょう」と語った。

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