小野花梨「愛のある職業がフィーチャーされないもどかしさ」熱演した児童福祉司への思い
女優の小野花梨(24)が16日、都内で行われた主演映画「ほどけそうな、息」(9月3日公開)完成披露舞台あいさつに、共演の月船さらら(47)、小澤雅人監督(44)と登壇した。
プライバシーの観点から一般に広く実情が知らされていない、児童相談所のリアルな姿を、実際に勤務する職員らの実話をベースに描いた作品。小野は傷ついた子供たちを救うために奔走する、新卒2年目の児童福祉司を熱演した。
小野は世間からの風当たりが強い児相について、「(役を通じて)内情を知っていくと同時に、いろんな矢面に立ちながら、子供のみならず家庭環境までも助け船を出さなきゃいけない立場で、あまりにも感謝されてる場面が少ない。演じさせていただいて痛感しました。こんなに愛のある職業がなぜフィーチャーされないんだろうともどかしさを感じました」と複雑な表情で語った。