お笑いタレントで吉本新喜劇ゼネラルマネジャー（ＧＭ）の間寛平（７３）が１日、大阪・なんばグランド花月で行われた「大阪府警　生活安全部長感謝状贈呈式」に吉本新喜劇の川畑泰史（５５）、山田花子（４７）とともに出席。特殊詐欺防止の啓発活動を表彰され、観客に被害防止を呼びかけた。

　本公演直後に行われた贈呈式で、観客の拍手に包まれながら、感謝状を受け取った寛平は「この中でだまされた方、いてます？」といきなりの直球質問。誰ひとり手を挙げず、ざわつく客席に「え、ほんまにいてない？」と何度も問いただし、川畑に「手、挙げにくいでしょ！」とツッコまれていた。

　数年前に母親が約５００万円の詐欺被害に遭ったという寛平は「（犯人は）だまし取ったお金で楽しそうにやってるんでしょ？」とやるせない思いを吐露。「お金があるんやったら、花月に来てください。なんぼでも『アヘアヘ』言いますから」とおなじみのギャグで、被害防止を呼びかけた。

　また、この日上演された吉本新喜劇では、特殊詐欺をテーマにした物語を展開。川畑と花子が演じる特殊詐欺師が個性豊かな登場人物に翻弄（ほんろう）され、劇場は爆笑に包まれた。