GLAY幕張凱旋 ファンクラブ発足25周年ライブ TERU「これからも5年、10年と」
ロックバンド・GLAYが31日、千葉・幕張メッセで、ファンクラブ発足25周年記念ライブツアーのファイナル公演を行い、30日と両日で計3万6千人を動員した。1999年のこの日に同所で行われた伝説の20万人ライブから23年。4人は2016年のライブツアー以来、再び聖地に“凱旋(がいせん)”。ボーカル・TERU(51)は「25周年僕らもおめでとうなんですけど、みなさんもおめでとうございます!」と、共に歴史を刻んできたファンを祝福した。
「幕張行くぞー!!」。4人がGLAYの日に伝説の地に戻ってきた。ファンが360度取り囲むように特設されたセンターステージに立ったTERUのシャウトでライブがスタートした。
デビュー前に制作した楽曲「BURST」から、代表曲「HOWEVER」や9月21日発売の新曲「クロムノワール」まで全23曲をエネルギッシュに披露した。ファン心をくすぐるにセットリストに、1万8千人のファンは酔いしれた。
昨夏開催予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大により延期を余儀なくされたファンとの約束のステージ。14日の大阪公演でデビューから通算1000回目の公演を達成するなど、全3都市6公演を走り抜けた。
リーダー・TAKURO(51)は「ステージまで存分に届いたみんなの思い、愛こそが全て」と天を仰ぎ、TERUも「たくさんの人たちに支えられてここにいるんだな。これからまた5年、10年と続けられたら、また新たなステキな景色が見れるんじゃないかな」と感慨をにじませた。
2016年に同所で行われたファンクラブ発足20周年記念ライブツアーでは、TERUが26年開催予定のファンクラブ30周年記念ライブをイタリア・ベネチアで開催することを公言した。17年~20年までライブを行っていた思い出の地だ。
この日、改めてTERUは「着々と準備は進めているので、みなさん、これを機にぜひベネチア・サンマルコ広場でのライブの夢を一緒に見ていただけたらと思います!」と海の向こうでの“再会”を誓った。
