田崎史郎氏「山上容疑者と同じ発想になる」 安倍元首相と旧統一教会の接点議論に

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が12日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。11日に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が行った記者会見について言及した。

 番組では、山上徹也容疑者が恨みを持っていたとされる世界平和統一家庭連合(家庭連合)の田中富広会長が行った記者会見の内容や、山上容疑者が安倍元首相を狙った動機、同団体が過去に起こした“霊感商法”のトラブルなどについて取り上げた。

 会見では、友好団体のUPF(宇宙平和連合)の行事にビデオメッセージを送ったことを認めたが、同団体と安倍元首相との直接のつながりは否定していた。羽鳥アナが「これは政治家としてはあることなんですか?」と問いかけると、田崎氏は「もちろん、いろんな団体があるから気をつけなきゃいけないんですけど」と前置きした。その上で、「政治家の基本的な仕事は一票一票積み上げていくことですから。直接頼まれた、親しい議員から頼まれたとなると、やっぱりそういうところにビデオメッセージを出すことはありうることなんですよ」と政治家の行動としてはあり得るとした。

 山上徹也容疑者はこれまでに、母親が同団体に多額の寄付をしたため同団体に恨みを持ち、安倍氏がその団体とつながりがあると思い、安倍氏を狙ったという趣旨の供述をしていることも紹介し、安倍氏と家庭連合の接点についても議論した。

 これに、田崎氏は「安倍さんと(家庭連合を)どうして結びつくんだと。山上容疑者はそれを結びつけてしまって、あの犯罪に及んだわけですよね。安易に結びつけない方がいいんだと思いますよ。しっかり論理的に詰めて。ここはこうだから関係がある、ここはあいまいだ、ここは関係ない、というふうに区分けをしっかりした考え方をする方が大事なんじゃないかと思いますね」と持論を述べた。さらに「関係は今のところないわけだから。安易に結びつけると、山上容疑者と同じ発想になるんですよ」とクギを刺していた。

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