乙武氏 渋谷→国会までの5キロを自らの足で練り歩き 12時間でゴール

 参院選で東京選挙区(改選6)に無所属で立候補した作家の乙武洋匡氏(46)が9日、東京・渋谷のセンター街にある選挙事務所から国会議事堂までの約5キロを車イスに頼らず、自らの足で約12時間かけて練り歩いた。

 乙武氏は安倍晋三元総理の訃報を受け、選挙運動の最終日であるこの日、暴力への不服従を示すため、選挙活動ではなく、自らの足で闊歩する「乙武大行進」を実施。朝8時に渋谷を出発し、日も暮れた午後7時45分頃に国会前に到着した。

 先月22日の公示日にも渋谷から国会までの道のりを2時間かけて電動車イスで練り歩いたが、今回は自らの足での挑戦。気温32度という猛暑の中、通行人との会話をエネルギーにして、5キロという距離を歩き抜いた。

 終着地となった国会前には、100人を超える人々が集結。乙武氏は「12時間近く歩きました。腰いっちゃってたけど、気力で頑張りました。気持ちが伝わっていたらうれしい!」と行動で自らの思いを訴えた。

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