松本幸四郎「お囃子に感無量」 3年ぶりに大阪夏の風物詩「船乗り込み」実施、道頓堀に活気

 歌舞伎俳優の松本幸四郎(49)や中村勘九郎(40)、七之助(39)らが29日、大阪初夏の風物詩となっている「七月大歌舞伎」(大阪松竹座、7月3日初日)の出演を前に、3年ぶりに開催された恒例の船乗り込みに参加した。

 大阪松竹座に近い道頓堀まで、約1時間かけて水路をゆっくりと進む。戎橋付近では色とりどりの紙吹雪が舞った。浴衣姿の一行は、船上から両岸の観衆に手を振りながら同劇場に到着。船上での口上では、名前を呼ばれた幸四郎が派手に一回転すると、中村虎之助(24)はグリコポーズでわかせるなど、道頓堀に久々の活気が生まれた。

 式典で幸四郎は「何より船乗り込みが復活致しましたことが、本当に心よりうれしく思っております。お囃子(はやし)が鳴り始めた時には感無量になりました」と感激の様子。「ここは挑戦させていただいた場所。育てていただいた場所です。たくさん汗をかいて務めたいと思います」と意気込みを語った。

 また、勘九郎は「出演は6年ぶりでございます。船乗り込みは父の襲名以来、16年ぶりでしたので本当に懐かしく、うれしく思った次第です」と話し、七之助は「父が生きていた時は度々、大阪にも呼んでいただいたんですけど。いなくなった途端に呼ばれなくなりまして」と笑わせながら、「大阪に嫌われているんじゃないかと、トークコーナーで言いまくったらようやく念願がかないました」と、久々の出演を喜んでいた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス