ストレッチーズ「ツギクル芸人GP」優勝“恩人”上島竜兵さんに感謝「一番お世話に」

 優勝に笑顔を見せるストレッチーズの福島敏貴(左)と高木貫太
 「ツギクル芸人グランプリ」で優勝したストレッチーズの福島敏貴(左)と高木貫太=東京・台場のフジテレビ
 「ツギクル芸人グランプリ」で優勝したストレッチーズの福島敏貴(左)と高木貫太=東京・台場のフジテレビ
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 次世代のお笑いスター芸人を発掘する、お笑いコンテスト「ツギクル芸人グランプリ2022」決勝大会が21日、東京・台場のフジテレビで行われ、お笑いコンビ・ストレッチーズ(太田プロダクション)が優勝した。日本音楽事業者協会に所属する約2000組以上の芸人の中から各芸能プロが社を挙げて厳選した72組が予選会に進出し、15組が決勝に参加。頂点に立った2人は、所属事務所の先輩で11日に急逝したダチョウ倶楽部・上島竜兵さん(享年61)への感謝の思いを口にした。

 結成から8年。漫才コンビとして同大会で初めて頂点に立った2人が賞金100万円を獲得した。

 ボケ担当の福島敏貴(30)は、喜びと共に、神妙な表情で“恩人”への思いをはせた。「一番お世話になっていた先輩で、僕らは最後にかわいがってもらっていた後輩。一緒に飲ませていただいたり、上島さんを目標に、あこがれて尊敬して、頑張りたいなと思っていました」。

 ブレずに漫才の道に精進する2人を、上島さんは激励し続けたという。福島は「ずっと会う度に『お前は売れる』と言ってくださった。『今はネタを頑張れ』と励ましの言葉を頂いていた」と述懐。「シンプルに『優勝しました』と伝えたい。賞金で大好きなお酒、(芋焼酎の)『黒霧島』を買って乾杯したい」としみじみ話した。

 ツッコミ担当の高木貫太(30)と共に、埼玉県の名門・県立浦和高から慶大に進学。卒業後、芸人となることに2人の両親は猛反対したという。「いまだに、母からは『いつやめるんだ』と言われる。優勝して喜んでくれると思う」と福島。

 芸人の傍ら、福島は医学部専門予備校で学習をサポートするチューター、高木は工事現場の誘導係としてアルバイトしていたが、福島は「お笑いに集中するためにもうバイトをやめようかなと思う」と決意を口にした。

 奇抜なキャラを演じる福島に、高木がツッコむ“しゃべくり漫才”は、審査員長の渡辺正行(66)から「構成が素晴らしい」と絶賛された。高木が「年末のM-1に向けて風向きが良くなってきた」と話せば、福島も「優勝します」と次なる野望を力強く宣言した。

 ◇ストレッチーズ 福島敏貴(ボケ担当)は1992年3月19日生まれ。高木貫太(ツッコミ担当)は1991年7月24日生まれ。共に埼玉県出身。2014年4月に結成。埼玉・県浦和高時代に出会い、共に進学した慶大時代の12年、「ストレッチーズ」のコンビ名で出場した「学生M-1グランプリ」で優勝。15年から出場の「M-1グランプリ」での最高成績は17~21年の準々決勝進出。

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