元巨人・小野被告に執行猶予 酒を万引き
酒を万引したとして窃盗罪に問われたプロ野球元巨人投手の無職小野仁被告(45)に秋田地裁は16日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
判決理由で武田夕子裁判官は「常習的で手早く大胆、悪質な犯行」と述べた。売却目的で窃盗を繰り返し「窃盗をなりわいとするような生活」をしていたとし、得た金銭を競馬につぎ込んでもいたと指摘。「強い非難に値する」とした。
家族と同居して監督を受け、高校時代の友人による支援も決まっている点を踏まえ、執行猶予を付けた。
判決によると、昨年11月~今年1月、秋田市や千葉市のスーパーマーケットなどでシャンパンやウイスキー計31本(販売価格計約21万円)を盗んだ。