タレントの安田美沙子が１６日、ＮＨＫ「あさイチ」に生出演。現在２児の母だが、不妊治療を経ての出産だったことを明かし、費用のストレスなども赤裸々に打ち明けた。

　番組では「本音で語ろう、不妊治療」と題し、４月から保険適用となった不妊治療について特集した。

　そのゲストで出演したのが安田。自身も不妊治療を経ての出産だったことを明かし「（治療を）言いづらいのもあったが、男性には特に言ってもわからないという諦めもあった」と当時を振り返った。「でも最近は周りにもすごくいっぱいいて、当たり前なのかなって感覚になってきたので、話してもいいかなと思うし。辛かったこともあるし、初めて知る治療もあってもっと早く知っておけばと思ったので、お話しようと思った」と出演の経緯を語った。

　安田は保険適用前の治療だったことから「（保険適用は）もっと早く出来て欲しかったし、落ち込んだり疲れたりして会計に進むが、カードで払うが普通に１０万、２０万、３０万と。お金のメンタルってドンとくるのがあって」と正直に明かし「そこが少しでも軽減されたらと思う。私は（高額な）顕微授精もしたのでありがたいと思う」との思いも語った。

　金銭面で治療を諦める人もいると想像し「夫婦間でも、次どうする？ってなったとき、次はそっちが払ってよとか、ケンカになったりもした」と自身の体験も明かし「夫婦仲が良くなるという意味でも、お金がサポートされたらありがたい」とも語っていた。

　また、不妊治療に取り組み、流産も経験した夫婦のＶＴＲの後は涙が堪えきれず、泣いてしまう一幕も。「すごいなって。ちゃんと向き合って、夫婦仲が冷えてる時期もあったけど、それを乗り越えて手を取り合って。絆が強い夫婦だと思った」とコメントしていた。