松本隆氏、小坂忠さん追悼「天国の忠へ。」

 作詞家の松本隆氏(72)が29日、ツイッターで、この日、73歳で死去したシンガー・ソングライター、小坂忠さんを追悼した。

 松本氏は1969年に小坂さんや細野晴臣らとバンド「エイプリル・フール」を結成。その後はソロデビューした小坂さんに詞を提供し、昨年11月6日に日本武道館で開催された松本氏の50周年コンサート「風街オデッセイ2021」2日目では、小坂さんが松本氏作詞の「しらけちまうぜ」と「流星都市」を歌った。

 松本氏は「天国の忠へ。」と書き出し、「最後に話したのは武道館のバックステージの廊下。車椅子で、松本のために歌いたいって、手術から1週間も経ってないのに退院を早めて来てくれた。」と、10月20日に大腸がん転移の手術を受けながらも30日に退院し、コンサートに出演した小坂さんを回想。

 「19の頃、新宿のパニックでマイクに向かう忠の背中を見ながら、毎夜ドラムを叩いていたのが懐かしいよ。」と、若き日を振り返った。

 ツイッターには松本さんが作詞し、小坂さんが歌った名曲「流星都市」の歌詞が添えられている。

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