藤山扇治郎 「昭和の喜劇王」藤山寛美さんは「不思議な偉大な、特殊なおじいさん」

 俳優で松竹新喜劇代表の渋谷天外(67)と、藤山扇治郎(35)が25日、大阪市内で「藤山寛美 懐かしの上映会『愛の設計図』」後、アフタートークに参加した。

 今回のトークショーは、藤山寛美さんの「三十三回忌追善 喜劇特別公演」(5月3~26日、大阪松竹座)の上演を記念した特別企画。「愛の設計図」は、寛美さん演じる建設現場の監督・石原建造と、1級建築士の資格を持ちながら建設作業員として働く間文太郎の物語だ。

 今回の公演では、渋谷が寛美さんが演じた石原を、扇治郎が文太郎を演じる。「昭和の喜劇王」と呼ばれた寛美さんについて、渋谷は「話せば40年にも、50年にもなるんですわ」と目を細めながら、「小さい頃、遊びに行ったら化粧も落とさんと話をはじめて、次に鍋が出てきて宴会。すると、いつのまにか布団が敷かれていて、朝の6時頃まで話している。結局最後まで芝居の話ですわ」と在りし日を懐かしんだ。

 また、扇治郎は3歳の時に他界した祖父について「藤山直美のおばさんは『神様みたいな人だった』と言われます。おばあさんは『借金で大変だった』と。身内に聞くと破天荒な人だった」と笑わせ、「不思議な偉大な、特殊なおじいさん。ただ、僕には接した記憶がないので。もう少し長生きしてもらってたら、さみしいな、残念だなと思います」と、伝え聞く偉大な祖父の姿を思っていた。

 公演は7月1~25日に東京・新橋演舞場、10月1~23日に京都・南座でも開催予定。

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