「サンモニ」青木理氏、岸田政権のコロナ対策「うまくいったと思えない」

 ジャーナリストの青木理氏が10日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。新型コロナウイルスの新規感染者が日本各地で増加する状況に、「岸田政権のコロナ対策はうまくいったとは思えない」と述べた。

 ゼロコロナを掲げる中国で今月5日に初めて新規感染者が2万人を超えた。日本国内でも、沖縄県で9日に1日の新規感染者が1500人を超え、この1週間で秋田や岩手など7県でも過去最多を更新するなど、感染拡大傾向にある。従来よりも感染力の強いオミクロン株の別系統「BA.2」への置き換わりが進んでいることが原因とし、政府分科会の尾身茂会長が感染が急上昇する可能性を年頭に対策を練るとしていることも伝えた。

 こうした状況に、青木氏は「安倍政権、菅政権のコロナ対策はとりあえず脇に置くとしても」と前置きしたうえで、「岸田政権のコロナ対策は決してうまくいったとは思えない」と自身の見解を述べた。「特に3回目ワクチン接種などは8カ月というのに拘泥して。本来だったらもっと早く高齢者の方々にでも打っておけば、もう少し被害が防げたんじゃないかという思いも拭えないですし」と、3回が遅れたことで感染拡大につながったと指摘した。

 続けて「検査体制もまだ決して十分ではない。蔓延防止措置、解除されましたけど、この効果も分からないですし、その効果の検証もきちんと行われているとはいえないという状況」と、第7波に供えた準備ができていないと主張した。

 「医療体制を眺めながら、重症化率、死亡率を眺めながら、経済優先で行くんだということであれば、せめてワクチンであるとか、検査体制であるとかをきちんと整えた上で、政治がそれきちんと発信をした上で、最終的な政治責任を取るんだという意思表明した上で、コロナ対策をしなくちゃいけないんだけど。のんべんだらりんと。やっているんだか、やっていないというような状況がずっと続いているという印象を僕は受けているんですね」と、これまで岸田政権が有効な手だてを打ってこなかったと指摘した。

 青木氏は「そろそろきちんとした明快なコロナ対策を、記者会見をして岸田首相の口からきちんと聞きたいなと思いますね」と訴えていた。

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