「カムカム」最後、ひなた独身60歳で初恋相手と 元恋人五十嵐は仕事仲間、新たなヒロインの形
NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は9日、最終週の週間ダイジェストで最後の放送を終えた。
安子、るい、ひなたの3世代の100年の物語。3代目ヒロインの大月ひなた(川栄李奈)は1965年生まれ。2025年が描かれたラストシーンは、「60歳」の設定で、オープニングのクレジットは最終回も「大月ひなた」で、独身であることが示された。
80年代、高校卒業後に映画村に就職し、大好きだった時代劇の世界に携わり、俳優見習いだった五十嵐文四郎(本郷奏多)と恋仲になり、結婚するかと思われたが、10年近く交際した後に、それぞれの道を歩むことを決断した。
ドラマの22週では、連続テレビ小説「オードリー」(2000年)が映った場面で、ヒロイン美月が「結婚も出産もしないまま最終回を迎えました」と、ひなたは美月と共通点が多いとのナレーションも入っていた。
その後は仕事のために英語を習得し、キャリアを積み、最終週ではハリウッドのキャスティングディレクターだった祖母・安子(森山良子)に誘われ、映画と英語の勉強をするため、米国に渡った。
2020年代に帰国した際に映った雑誌には、「ハリウッドで活躍する日本人」として、安子と同じキャスティングディレクターとして活躍していることが紹介されていた。
雑誌の反対側の面には五十嵐が「アクション監督 ブン・イガラシ」として登場しており、仕事のパートナーとなったことが示唆された。
帰国後、英会話番組を開始することになり、講師のウィリアム・ローレンス(城田優)と番組を進行。家族3代の物語を英語テキストにして2025年には番組自体は離れているようだが、ラストはローレンスが幼少時の初恋相手ビリーであることがわかり、並んであるいてゆく場面で幸せなエンディング。新たなスタイルのヒロインの人生が描かれた。
