【気象予報士・天達武史氏コラム】春本番も油断できない!夫婦げんか注意報発令中!?

 梅は咲いたか~♪桜はまだかいな~♪

 4月に入ると桜前線はみちのく入りし、例年青森あたりで梅前線に桜前線が追いつき、どちらが先に津軽海峡を渡りゴール(北海道)するのか?抜きつ抜かれつの、ひそかなデットヒートを繰り広げます。最近10年間は6勝1敗3分けで梅がリード。

 開幕ダッシュに失敗した横浜DeNAファンとしてはうらやましすぎる数字…。急激に暖かくなった今年は、9年ぶりに桜前線の逆転勝利があるかも。

 さて、4月は朝と昼の寒暖差が最も大きくなりやすい月です。朝は冷えても日中は25℃以上の夏日になることもしばしば。そんな寒暖差の大きな4月には以前、異例の注意報が発表されました。

 2007年4月、日本気象協会北海道支社は短時間に気温が急上昇し、体調不良や気分が落ち着かないなどの「気象病」が起こる可能性があるとして、「車の運転や夫婦げんかに注意を」と異例の呼びかけをしたのです。

 あまりにも短時間に気温が急に上がると、自律神経が乱れて身体がついていけなくなり、イライラしがちになることからの発表でした。

 「明日は気温変化が激しいので体調管理に気をつけましょう」と言われるより、「急激に気温が上昇するので夫婦げんかに気をつけましょう」と言われたほうが「えっ夫婦げんか?」って耳に残りますよね。

 特に今年は春先から寒暖差が例年以上に大きい日があります。朝の最低気温と日中の最高気温の差が10℃以上あるときは要注意。寒暖差に敏感な人は夫婦げんかはもちろん、嫌いな上司に近づかない。前もって冷静になることを心がけて快適に4月を乗り切っていきましょう。

 ◆天達武史(あまたつ・たけし)1975年生まれ。神奈川県横須賀市出身。高校時代は野球部に所属。2002年に気象予報士試験に合格。05年10月からフジテレビ系「情報プレゼンターとくダネ!」、21年3月から「めざまし8」のお天気を担当。

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