THE ALFEE 結成から48年間変わらず“3密”その秘訣は「やっぱり楽」

 日本ロック界を牽引するTHE ALFEE(左から)桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦(撮影・中島達哉)
 結成から48年、いつまでも仲の良さは変わらないTHE ALFEE(左から)桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦(撮影・中島達哉)
 結成時から仲の良さは変わらないTHE ALFEE=1986年撮影
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 3人組ロックバンド・THE ALFEEがこのほど、2年8カ月ぶりとなる新アルバム「天地創造」をリリースした。結成から48年、さまざまな名曲を創造し、長寿バンドとして日本ロック界を牽引できたのは「やっぱり楽」という居心地の良さが理由。大学時代からの50年来の友人で側にいることが当たり前だったが、コロナ禍で会えない2カ月を経て「僕らは3人いないと音楽はできない」と尊さを痛感している。

 明治学院大学在学中の1973年にグループを結成。知り合って半世紀近く経った現在も「親友」または「同僚」として、変わらぬ絆で新たな楽曲を創造し続けている。

 口をそろえて「ALFEEは“3密”なバンド」と例えるほど仲が良い。そんな3人を阻んだのがコロナ禍で、坂崎幸之助(67)は「学生時代もしょっちゅう一緒にいて、これまで会わなかったのは正月休みくらい。だけど結成から初めて、2カ月も会えなかった。僕らは3人でいないと音楽ができないから」。グループの存在意義を再確認する、良いきっかけになった。

 メンバーの加入・脱退を繰り返すロックバンドが多い中で、デビューからオリジナルメンバーで走り続けている。音楽に対するスタンスもメンバーの性格も「大学時代からそのまま」としつつ、桜井賢(67)は「感じるのは、年取ったなということ」と苦笑いした。

 “密”な関係を続けられた秘けつを、高見沢俊彦(67)は「やっぱり楽だから。ALFEEは“ぬるま湯”」と表現。3人全員が“次男坊”という点もポイントだとして「みんな責任を取りたがらず、俺が俺がというのがない(笑)。ALFEEほどリードボーカルを取りたくないというバンドはないんですよ」と、衝突と無縁であることも明かした。

 リードボーカルは「ある時は3人でオーディションをして一番いい人を多数決で選ぶ」と公平に選出。それぞれの役割は「桜井が営業部、坂崎が宣伝部、俺が制作部みたいな感じでやっていたけど、これは今でも変わらないね」と明確で、3人の「相互作用」が長寿バンドに育て上げた。

 2年8カ月ぶりの新アルバム「天地創造」は、コロナ禍で製作した全12曲を収録。昨年10月から1月までアルバム製作作業を進め、タイトルには「コロナ禍が過ぎた後に新しい生活になる。新世界を作りあげようという気持ちを反映した」と思いを込めている。

 50万枚突破の大ヒットを記録し、3人をスターダムへ押し上げた1984年発売のシングル「星空のディスタンス」を引き合いに、高見沢は「2020年になり、ディスタンスがよみがえるわけです。こんなに『ディスタンス』という言葉がもてはやされた時代はない。ものすごく考えさせられましたよね。長くやるということはこういうこと」としみじみ語った。

 3月から新アルバムを引っさげたツアーがスタート。再来年に控えるデビュー50周年へ向けて「1日1年でもALFEEとして長くやれることが一番。ミュージシャンの本質って“ライブ活動”なんですよね。ステージの上にしか僕らが輝ける場所はない」。コロナ禍で一層深まった絆を糧に、生涯現役でステージに立ち続ける。

 ◆THE ALFEE 1973年の明治学院大学在学中に結成し、74年8月にシングル「夏しぐれ」でデビュー。デビュー9年目の83年にシングル「メリーアン」が大ヒット。高見沢がほぼ全ての楽曲の作詞作曲を手がけている。14年3月に明治学院大学を3人揃って名誉卒業。ライブに重きを置くスタイルで、昨年12月にコンサート通算本数2782本を達成した。

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