吉村知事 大阪の宣言要請「もう少し見極め」 感染減少傾向 まん防「解除あり得ない」
大阪府の吉村洋文知事が14日、大阪府庁で会見。新型コロナウイルスの感染状況について、「大阪府の新規陽性者数は右肩上がりで増加してきたが、直近7日間は減少傾向も見られる」「(数は)高い水準だが、全国的に減少傾向がみられる」とした。この日の新規陽性者は「(約)8000人になる。先週が9000人なので、少し減少の傾向がみられる。感染者の動向はしばらく注視したい」とした。
その上で、緊急事態宣言について「現時点で要請する場合、感染者の動向が重要。右肩上がりの場合、要請はあり得るが、減少している可能性もある状況なので、要請するかどうかは感染状況をもう少し見極めたい」とした。
「もし、感染傾向が上がるようであれば、緊急事態宣言も頭に入れて考えていく」とした。20日が期限のまん延防止等重点措置については「この状況なので解除はあり得ない。当然、延長になると思う」と考えを示した。
また、「喫緊の課題として病床が逼迫(ひっぱく)しているので、少しでも解消していくことが必要。感染者が減少傾向に入れば、重症者も少し遅れて下がってくる。感染者が増えてるか、減ってるかは重要」とした。