アイドルグループ・ＳＫＥ４８の福士奈央（２２）が３日、大阪市内で行われたピン芸日本一決定戦「Ｒ－１グランプリ２０２２」準々決勝に出場。女芸人Ｎｏ．１決定戦「ＴＨＥ　Ｗ」で準決勝３度の実力派が、アイドルで初めて準々決勝の舞台を踏んだが、惜しくも準決勝進出は逃した。

　故郷・栃木の「佐野ブランド姫」を務めている福士は、クマのかぶりものにジョーカー風のメイクで参戦。栃木県のマスコット「とち子」の中身が悪魔だったというネタで笑いを取った。

　この日、名古屋から来阪する際の新幹線チケットを紛失。「ついてない」とツイートするなど不安要素もある中、全力を尽くした。音声トラブルがあったものの、出番後の福士は「自分的には出し切れた」とコメント。「準備期間が取れる」という理由で、準々決勝最終日の大阪会場を選択したＳＫＥの“笑い姫”は「このネタがすごく好き。このネタでテレビに出たいので、緊張より楽しめた」と明かした。

　２０周年となる有名大会の準々決勝で、レベルの高さを感じたという。「面白い人が多くて、袖でずっとモニターを見ながら楽しんでた」と振り返った。快進撃を見せた「Ｒ－１」で賞レースへの意識も変わった。「賞レースに出なくちゃいけない。笑いが好きでやってるんだからと思ってたけど、今は普通に出たいと思う」と打ち明け、「いつか全部の賞レースに出たい。キングオブコントもＭ－１も」とどん欲さを見せた。

　準決勝は逃したが、「来年も出たい」と早くも宣言。「（今年もＴＨＥ）Ｗもある。Ｒ－１はスタート」と気持ちを切り替えた。

　なお、ヒコロヒー、河邑ミク、お見送り芸人しんいち、マツモトクラブ、ＺＡＺＹ、森本サイダー、吉住、シモタ、ネイビーズアフロ・みながわ、田津原理音、ｋｅｎｔｏ　ｆｕｋａｙａ、真輝志、今井らいぱち、ビスケットブラザーズ原田ら３１人が準決勝へ進んだ。