三浦瑠麗氏 東京都「みなし陽性」含む感染者発表を批判「風邪でも何でもオミクロン」

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が2日、ツイッターを新規投稿。東京都がこの日から新型コロナウイルスの新規感染者数の発表において、検査を受けずに医師の判断で陽性と診断された「みなし陽性」の感染者も含めることを問題視した。

 三浦氏は、報道をリツイートする形で、「これは問題ですね。感染者数の全体を炙り出すことよりも、現状の傾向把握のほうが重要ですからね。そんなことなら逆に感染者数自体を発表するのをやめたらいいと思うのですが。」と批判。続けて「『風邪でも何でもオミクロン』になりますよ、それこそ。病床使用率だってどのような患者を入院させるかで左右できる概念です」と指摘。検査で確定しないで「みなし陽性」となることで、オミクロン株を原因にしない場合でも陽性扱いされる可能性に言及した。

 このツイートに対して、ツイッター上では、さまざまな意見が。「花粉症でも熱、くしゃみ、鼻水、喉の痛みは出ますからね」「サボりたいときの1番の言い訳になる」と賛同する声のほか「左右出来る概念ですって悪意を持って誤魔化すとでも言いたいのですか?さすがに現場の方たちに対し失礼過ぎるのでは??」「批判の矛先が完全に間違い」「医者じゃないからお黙りになって下さい」と批判する声も寄せられた。

 三浦氏は、自身が代表を務めるシンクタンクを通して、東京都の感染ピーク予測を随時、発表しているが、この日は「本日のCATs-QUICK予測は更新しません」とコメント。「東京都が、検査なしでも医師がコロナと診断した場合に陽性者数に含めるとしたため、データの質が変化しています。これを織り込むべく引き続きモデルの修正と更新を重ねます」とした。

 東京都はこの日、過去最多の2万1576人の新規感染者を確認したと発表。みなし陽性にあたる特例疑似症患者を589人と報告した。

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