コロナ対策専門医、入院基準の見直し提案「病院を隔離施設として使ってはいけない」

 名古屋大学医学部附属病院・救急医局長で愛知県コロナ対策検証委員会専門医の山本尚範氏が26日、TBS系「ゴゴスマ~GoGo Smile」に出演し、新型コロナウイルスの入院基準を変えることを提案した。

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が、コロナ対策について「感染についてはある程度許容。医療体制の方にシフトしていくべき」と主張した。入院基準をこれまでの厳しいものから引き下げ、空き病床を増やすことを提案。「政治が決断すれば医療ひっ迫は緩和できる」と明言した。

 山本氏も橋下氏の方向性に同意。「病院を隔離施設として使ってはいけない。治療をする場所なんです」と本来の病院の役割を強調した。自宅で急変する場合もあるという指摘には「病床が空いてなかったからそういうことが起きた。入院が必要な人を入院させ治療して差し上げる」と治療できる態勢を整えることの重要性を説いた。

 欧米でも「常に空きベッドを持っておいて、急変したら必ず受ける」形であるとし、「ここが不徹底っていうのが非常に問題」と説明した。さらに、米カリフォルニア州では平均の入院期間が3日であると伝え「アメリカやヨーロッパは基本的に入院治療が必要ない方はご自宅に帰っていただくか、次の軽症の方を見る病院に移っていただくっていうことをしてる。だから回転が早い」と分析。感染者が急増する中で、考え方の転換を求めた。

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