【山田美保子のミホコは見ていた!】改めて、芸能界のコロナ対策について

 新型コロナウィルスの新規感染者数激増により、芸能人の感染者も再び増加傾向だ。

 そうなると囁かれ始めるのが「芸能人は大人数で遊びまわっているのではないか」や「ちゃんと感染症対策をしていないのではないか」という声。この2年程、流行の波が襲ってくると決まって繰り返された論調だが、改めて「そんなことはない」と返したい。

 芸能人が仕事で出入りする場では必ず検温が実施され、消毒液や除菌シートが随所に置かれ、洗面所ではペーパータオルが使用されるなど対策が徹底されている。その様子は商業施設のそれよりも上をいっているし、この2年で着実に進化していると言える。

 タレントの楽屋に抗原検査キットを用意する局もあれば、メイクさんやスタイリストさんをはじめ、関わるスタッフはマスクとフェイスシールドの2枚重ね。情報・報道番組を担当するアナウンサーに“マイ・アクリル板”を持たせる局さえある。そのアクリル板の品質もどんどん上がっていて、照明に反射しづらいモノはドラマの現場で重宝されている。

 一度は緩和されたスタジオ内の人数制限も再び始まり、自宅やホテル、別フロアにあるスタジオからのリモート出演が当たり前だ。

 それより徹底しているのは、舞台の現場だろう。キャストもスタッフも毎日のようにPCR検査を実施。そのことは、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」“チームA”でもおなじみの俳優、寺西拓人が昨年末、“今年の漢字”に「唾」を挙げたことでもわかろう。曰く、検査のために唾液を出し続けたからだそうだ。

 舞台では演目やキャストの発表会やゲネプロ時の取材会が付き物だが、そこに集まる取材記者やカメラマンにPCR検査を促している現場もある。参加人数も最少に抑え、囲み取材はリモート取材となって久しい。

 感染した本人や所属事務所から「御心配と御迷惑」を詫びるコメントが出るのは、こうした徹底した対策を目の当たりにしているからだろう。が、遊びまわっていたのならまだしも、そうでないなら「謝る必要なんて、ない」という多くの意見に私も一票だ。

 エンターテインメントの灯が消えることがないよう、私も感染症対策をより徹底したい。

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