落語家の春風亭昇太が５日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で、正月に日本テレビ系演芸番組「笑点」の新メンバーを発表できたことから「本当に気が楽になった」と本音をもらした。

　昇太が司会を務める「笑点」では、年末に５年７カ月レギュラーを務めた林家三平が卒業を発表。代わって誰がメンバーになるのかに注目が集まっていたが、正月特番で、桂宮治と発表された。

　宮治について、昇太は「元気がいい人。（宮治の地元の）戸越銀座界隈は盛り上がってるよ」「戸越銀座でぶいぶい言わせてるから」と紹介。乾貴美子が「何色の着物になる？」と聞くと「これは本当に知らないよ。色なんか分からないって。収録してないから。知ってたら色ぐらいは、ほのめかすのは出来る」と笑った。

　もちろん昇太は新メンバーを知っていたことから「本当に気が楽になった」と本音をポロリ。「それまで大変だったんだもん。路上で知らない人に何人も聞かれた」と打ち明け「お正月からすごい気が楽」と何度も繰り返した。

　もちろん、昇太に「宮治では？」と言ってきた人もいたといい「どうなのかな？って。持ち前の演技力で（ごまかした）。目が全然動かない、冷たい目で言い続けた」と必死にごまかしたといい、楽屋などで宮治と一緒になったときも「宮治君も当然言われてる。でも楽屋とかで言うわけにはいかない。落語家さんなんて絶対しゃべるから。楽屋で会ったらお互い、目で『良かったな』って」とアイコンタクトでごまかしたという。

　年末には福島で三平、昇太、宮治、ナイツという落語会があったといい「視線が交差して大変だった」と苦笑い。知らないナイツは宮治へ「（昇太に）聞いてこいって言ってたけど、（宮治は）笑ってた。曖昧な返事でお互い探り合ってた」と振り返っていた。