昭和こいるさん死去 77歳 前立腺がん 近年は漫談中心に活動も3年前から闘病生活

 漫才コンビ「昭和のいる・こいる」の昭和こいる(しょうわ・こいる、本名庄田太一=しょうだ・たいち)さんが12月30日午後、前立腺がんのため東京都北区の病院で死去した。77歳。群馬県伊勢崎市出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は妻節子(せつこ)さん。お別れの会は予定していない。

 ボケ役として寄席やテレビで人気を博し、酒、カラオケ、読書を愛したこいるさんが逝った。遺族によると、3年前から闘病しており、入退院を繰り返していた。相方の昭和のいる(79)も闘病しており、最後に会ったのは2021年8月だったという。

 のいるの病気により、近年は漫談などを中心に活動。11月28日に東京・有楽町よみうりホールで行われた「来年三月真打決定 鈴々舎八ゑ馬の会ファイナル」が最後の仕事となった。歩くのがやっとの中、1人で漫才を披露し、「最後の力を振り絞った。最後の漫才だろう」と話していたという。その後すぐに入院し、そのまま息を引き取った。

 こいるさんとのいるは歌声喫茶から漫才界入りし、1966年、獅子てんや・瀬戸わんやに入門してコンビ結成。のいるが振る話題に「ヘーヘーホーホー」「はい、はい、はい、はい」「そんなもんだよ、しょうがねえ」などと、早口でいいかげんに応えるやりとりで笑いを呼んだ。故三橋美智也さん、二葉百合子、森昌子のショーの司会も務めた。

 76年NHK漫才コンクール最優秀賞、81年国立演芸場花形新人演芸会新人賞銀賞、01年浅草芸能大賞奨励賞。

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