昭和こいるさん 前立腺がんで死去 11月末まで舞台に「最後の力振り絞った」

 漫才コンビ「昭和のいる・こいる」のボケ役として活躍した昭和こいる(しょうわ・こいる、本名庄田太一=しょうだ・たいち)さんが30日、前立腺がんのため都内の病院で死去した。77歳。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は妻節子(せつこ)さん。お別れの会は予定していない。

 遺族によると、こいるさんは3年前から闘病し、入退院を繰り返していた。相方の昭和のいる(79)も闘病中のため、漫談を中心に活動。2人が最後に会ったのは21年8月だったという。

 最後の仕事になったのは、11月28日に東京・有楽町よみうりホールで行われた「来年三月真打決定 鈴々舎八ゑ馬の会ファイナル」。歩くのがやっとの中で漫談を披露し、「最後の力を振り絞った。最後の漫才だろう」とこぼしていたという。その後すぐに入院し、そのまま息を引き取った。

 こいるさんは群馬県出身。話しかける相方ののいるに対する「ヘーヘーホーホー」と早口で独特の相づちが人気になり、浅草を中心とした東京の漫才界をけん引。1976年にはNHK漫才コンクールで最優秀賞を受賞した。

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