レコ大 Da-iCE「CITRUS」が大賞 結成10周年の歓喜!工藤「感謝を伝えたい」

 「第63回日本レコード大賞」(日本作曲家協会主催)の最終審査会が30日、都内で開かれ、男性5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEが、「CITRUS」で初の大賞に輝いた。結成10周年での栄冠に、「応援してくださった方々に、感謝を伝えたい」と万感唱。プロ野球・日本ハムの新庄剛志ビッグボス(49)がプレゼンターを務めた最優秀新人賞は、男性4人組バンド・マカロニえんぴつが受賞した。

 結成10周年のメモリアルイヤーに、至高の芳香を胸いっぱいに吸い込んだ。リーダーの工藤大輝(34)は「ファンの方々を(サイコロのダイスから)6面と呼ばせていただいてます。6面の皆さんと一緒に取った賞なので、感謝を伝えたいです」と感無量。大野雄大(32)は「結成10年、応援してくださった方々、曲を聞いてくださった方々に、感謝を伝えたいです」と喜びをかみ締めた。

 シルバーの紙吹雪が降る中、受賞曲「CITRUS」を誇らしげに熱唱。ボーカルの花村想太(31)は目を真っ赤にして、気持ちを込めた。

 「CITRUS」は花村と工藤が作詞。LINEでやりとりしながら、リレー方式で歌詞を書き進めて、「力強さと決意の強さ」を表現する曲として仕上げた。作業にかけたのは累計4~5時間のみ。「嗅覚」がテーマで先に曲名を決めていたことから、2人の想像がふくらんで、“スピード完成”に至った。

 昨年11月にリリース。ドラマ「極主夫道」主題歌に起用され、今年4月にYouTube人気チャンネル「THE FIRST TAKE」で歌唱後、さらに注目度が増した。小林幸子、優里、ほしのディスコらがカバー。9月にはストリーミング再生数が1億回を突破した。

 “代表曲”が生まれるまでの道のりは、平たんではなかった。2011年1月に結成。当初のグループ名には「停電」の意味があったため、2カ月後に発生した東日本大震災の被災者に配慮し改名した。中心に「愛(ai)」を込めて「Da-iCE」の誕生となったが、東京・渋谷での初ライブに集まった観客はわずか10人。歩みも速くはなく、初の日本武道館公演が実現したのは6年目。今年になってアリーナツアーを初めてかなえた。

 来年2月からは初の地上波冠番組「Da-iCE music Lab」(日本テレビ)もスタート。年の瀬に響かせた4オクターブの歌声を自信に変えて、名誉に恥じないアーティスト活動を続けていく。

 ◆Da-iCE(ダイス) ボーカルの花村想太(90年8月15日生まれ、兵庫県出身)、大野雄大(89年4月1日生まれ、愛知県出身)、パフォーマーの工藤大輝(87年6月28日生まれ、北海道出身)、岩岡徹(87年6月6日生まれ、千葉県出身)、和田颯(94年2月3日生まれ、群馬県出身)の5人組。11年1月結成。14年1月に「SHOUT IT OUT」でデビュー。

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