笑い飯 今年のM-1混戦予想「大本命ない」 今後の目標は2度目の上方漫才大賞?

 お笑いコンビ・笑い飯の全国ツアー「笑い飯の漫才天国~結成20+1周年記念ツアー~」が12日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で千秋楽を迎えた。昨年に20周年ツアーを実施予定だったが、コロナ禍で中止になっており、改めて今年、12カ所での公演を完走した。

 哲夫は、観客、この日駆けつけた博多華丸・大吉、中川家らゲスト陣、スタッフらへの感謝を口にして「感謝できる年齢になった」と笑った。西田も「こういうご時世で無事開催できたのが何より」と安どし、「1年ずれてあちこち行かせてもらったけど、久しぶりに楽しかった。いろんなところで生で漫才を見てもらえて幸せ」と充実した表情を浮かべた。

 今後の目標を聞かれ、西田は「漫才師としては30年、40年、いろんなところを漫才で回れたら。今回、最後がNGKだったけど、ゆくゆくはNGKの看板的芸人になれれば」と思いを告白。哲夫も「NGKの入り口に師匠や先輩の名前が張り出されている。そこに名前が載ったらかっこいいという目標がある」と同意した。

 さらに、2010年のM-1グランプリを制すなど受賞経験も豊富だが、哲夫は「まだ獲れる賞がある。それをと思うけど、譲り合いも考える。目標のうちの一つ」と14年に獲得した「上方漫才大賞」の2度目の栄冠を狙っていることを示唆した。

 また、19日に決勝が行われる今年のM-1の予想を聞かれた。西田は「本当に予想がつかない。どこが獲ってもおかしくない。(ネタ披露の)順番が大事。敗者復活のメンバーも強豪ぞろい。そこが上がったら、(勢いに)乗ってるんで優勝もありえる。大本命はないと思う。面白そうな回」と分析。哲夫も「毎年そうだが、今年も予想できないメンバー。敗者復活も『なんで落ちたんやろう』という方がいっぱい。有力な漫才師がいないので、どうなるかわからない」と大混戦とした。

 なお、今ツアーを収録したDVDが来年4月27日に発売されることが発表された。

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