甲本雅裕 「カムカム」焼け跡で大雨に打たれながらクランクアップ迎える
俳優の甲本雅裕と上白石萌音が11日、NHK「土曜スタジオパーク」にゲスト出演し、同局の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の撮影秘話を明かした。
この日は、物語の舞台である岡山市内から公開生放送。メインゲストでヒロイン・安子を演じる上白石と、サプライズの形で登場した父親・金太役の甲本。物語で金太はすでに亡くなっているが、この日は岡山のファンの前に現れて喝采を浴びた。
会場では、戦争で妻と母を亡くし、心に傷を負った金太が戦後に自宅の焼け跡から砂糖の缶を探し出す感動的なシーンを回顧。甲本は「夢を壊すようでなんなんですが、寒かった…」と撮影を振り返った。
上白石とともに大雨に打たれながらの名演。甲本は「2人で毛布ぐるぐる巻きにして、撮影になると親の敵のように雨を降らされて」と過酷な撮影を明かした。上白石が「あのシーンが(甲本の)最終日でしたね」と話すと、甲本は「そう。だから暗い顔してるんですよ。びちょびちょで毛布ぐるぐる巻きで、『クランクアップです』って花束をもらって。これでしまいか!っていう」とクランクアップの写真を放送。2人とも、散水車の前で浮かない表情でVサインを見せていた。
上白石は「帰りに温泉があったので、温泉行くで!って。あれで命拾いしましたね」と2人で温泉へ行ったことも、ほほえましく振り返っていた。
