元衆院議員の金子恵美氏が４日、読売テレビ「ウェークアップ」にゲスト出演し、新潟５区から１０月の衆院選に出馬した泉田裕彦議員が星野伊三夫新潟県議から裏金を要求された問題について「私は星野さんではない別の県議から言われた」と明かした。

　金子氏は新潟４区から出馬実績があり、泉田、星野両氏のこともよく知っているという。星野氏について「県議団トップとして県議会にも地元長岡市にも力の合った方で、非常に面倒見の言い方ではある」と人柄を明かした。

　また、自身の選挙戦を振り返り「今回、星野さんの会見の中でもあった政党の経費、活動費は当然用意するんですが、それ以上の表に出せないお金は、私は星野さんではない別の県議から言われましたし、それは星野さん１人の問題ではなく体質だと思う」と、出馬に関して金銭を用意するよう促される地方政治の裏事情を明かした。

　また「泉田さんに関しては、地元の市議会議員の方々に聞いたが、経費の部分で出していない部分があり、地元に不満があったと聞いているので、星野さんが反論をする余地を作っているということ」と２人の言い分が食い違っている理由を分析。その上で「金権政治には終止符を打たなければならない。泉田県政を支えた功労者の１人が星野さんと言える。泉田さんが知事選、衆院選に出る時に自民党で反対する人がいても星野さんが最後まで擁護していたのもあり、複雑なものがある」と、２人の関係性について話していた。